イントネーション研究

先日、娘が通う小学校の運動会がありました。お兄ちゃんの時からですので、運動会を見に行くは7回目です。ちなみに私達は兵庫県西宮市に住んでいます。

毎回、校長先生の挨拶があるのですが、その時に気になるのが「〇〇ですー→→」「よろしくお願い致します→→」というように文末が伸び、標準的なイントネーションの場合、下がるところがそのまま落ちないことがよくあります。私と夫は関西出身ではないので、このイントネーションはとても新鮮です。気をつけて聞いてみると、コンビニのスタッフも「ありがとうございますーーー」というように下げない場合がよくあります。が、常に下げないというわけではないようで、文末を伸ばさないで終わる場合もあるようです。

関西出身の生徒が多い授業でこの使い分けを聞いてみると「伸ばさずに終わると冷たく感じる」「年配の方が使っている印象がある」「バイトのときだけ使う」などのようにいろいろな意見が聞かれました。

イントネーション研究は、実は標準語でも残された課題が多いのが現状です。話し手の感情を表すので研究が進みにくいのでしょう。標準語でも進みにくいのですから、方言のイントネーション研究は更に課題が残されていると言っても過言ではありません。

私が生きているうちに、関西方言のイントネーションについて明らかにされるといいのですが……コンビニでも町内会でも、小学校のアナウンスでも、気になりすぎて内容が入ってきません……。あ、そういえば、非オフィシャルな場面でふたりで話している時にこのイントネーションは聞きませんね。ますます不思議です。

ハロウィン仕様のちくわ君です🎃🦇🕸

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